フッ素について その6
2015年10月19日(月)
その他
フッ素の働きや効果を理解するのには、虫歯ができる仕組みをまずわかっていることが大切です。
そこでキーポイントになるのが「脱灰」という現象です。
「脱灰」とは、歯の表面の結晶がだんだんと崩れて溶けていく現象のことを言います。
前述のカルシウム、リン酸、水酸化物のイオンが歯の結晶を構成していますが、虫歯菌はこれらの物質を酸によって溶かします。つめり「脱灰」が起こるのです。
もちろんご存じのとおり、虫歯菌の栄養になるのが食べかすの中の砂糖です。
よって歯ブラシでその食べかすをなくせば虫歯菌による「脱灰」は起こらなくなります。