歯ぎしりについて その1
2015年02月23日(月)
その他
当院で最近急増している「歯ぎしり」
文献では5~15%の人たちが夜寝ているときに「歯ぎしり」をしているそうです。
今週はこの「歯ぎしり」についての当院の取り組みについてご紹介いたします。
まずは「歯ぎしり」の種類について。
一般的に「歯ぎしり」というと夜間就寝時の「ギリギリ」という音とともに歯をこすっていることを想像されると思います。
我々歯科医は「ブラキシズム」といいますが、この夜の「歯ぎしり」以外にも「歯ぎしり」と同じように考えられている現象があります。
それは「食いしばり」です。
「食いしばり」というと歯に力を加えて重い物でも動かしている状態を想像されるかと思いますが、実は上下の歯が当たっているだけでも「食いしばり」になります。
要は上下の歯で「噛みあっている」状態でも歯は力がかかっていることになります。
この「歯ぎしり」と「食いしばり」を合わせて、「ブラキシズム」と呼んでいるのです。
この状態の一番の問題点は歯に対する過剰な力です。
この力の負担によって起こるデメリットについて紹介していきます。