歯ぎしりについて その6
2015年02月28日(土)
その他
「ブラキシズム」で起きる症状には歯周病を悪化させることが挙げられます。
これは、基本的に歯周病に罹患している状態があって、さらに過剰な力が継続的に加わることで悪化する、ということです。
通常歯周病はバイ菌が歯周ポケットといわれる歯と歯茎の隙間に入って起こす感染で、歯茎に炎症を起こします。
治療は通常この感染を取り除く(クリーニングする)ことで次第に良くなりますが、「ブラキシズム」があると治療後の回復が思うように起きません。
また、歯周病になっていなくても、「ブラキシズム」によって歯周病と同じような口の中の環境が作られることがあります。
これにより、歯が移動してきて歯と歯の間に隙間ができてきた、なんて訴える患者様も多くいらっしゃいます。
せっかく毎日しっかりと歯磨きをしているにも関わらず、自分で気づかないうちに自分の歯を痛めつけているのが「ブラキシズム」の本当に怖いところです。