歯の治療時の違和感 その4
2015年02月19日(木)
その他
歯を抜いた後は、多かれ少なかれ痛みを伴います。
通常は痛み止めの内服薬を処方し、患者様に抜歯後の注意事項を守っていただくことで痛みを最小限にしていきます。
しかし、中には抜歯後に痛みがとても強く出てしまう状態があります。「ドライソケット」といわれる状態です。
通常、歯を抜いた後は血が出ますが、この出血が傷の治りを左右しているといっても過言ではありません。
出血していたところが固まり、「かさぶた」になって傷をきれいに治していくのですが、この「かさぶた」がうまくできず、あごの骨が露出したままだと強く痛む「ドライソケット」の状態になります。
予防法としては抜いたところを舌で触らない、
ブクブクうがいを抜歯後1日はしない、
歯磨きのときにブラシで触らない、
冷やしすぎたり、温めすぎたりしない(患部はそのままが一番!)
が挙げられます。
「ドライソケット」はどなたでもなる可能性がありますので、抜歯後の注意事項を良く聞いていただき、ご心配なことは当院までお尋ねください。