部分入れ歯について その17
2015年09月05日(土)
その他
保険が効く部分入れ歯と、保険が効かない(自費とも言われます)部分入れ歯には、数々の違いがあります。
それぞれ種類は前述のようにありますが、一般的に比較されるのが保険のレジンの部分(プラスチック製のもの)と保険が効かない金属の部分の適合性についてです。
金額が高い分、もちろん保険が効かないものの方が合いが良いのですが、これは製作過程に違いがあるために起こります。
プラスチックの保険のものは、プラスチックと金属のバネの部分を別々に作成し、あとでくっ付けます。ここにわずかながらの誤差が生じます。
一方で、保険の効かない金属をベースとした部分入れ歯は、この金属のバネも一体型で作成するので、非常に誤差が生じにくいのが特徴です。
よく歯医者には保険の効かない入れ歯をすすめられると聞きますが、精密性の観点からすると、保険の効かない入れ歯は歯医者にとっても調整が少なく、患者さんにも喜んでいただける点で診療が楽になる、ということがあるからです。