歯ぎしりについて その2
2015年02月24日(火)
その他
「ブラキシズム」によって過剰な力が歯に加わると、様々な症状が出てきます。
まずは歯のすり減りです。
歯をこすっていると、歯の表面がツルツルになり、形が変化していきます。
歯の表面には硬いコーティング層(エナメル質といいます)がありますが、これが剥げ落ちてくると中のやわらかい神経に近い層(象牙質といいます)が出てきます。
この層が出てくると、神経に近いために「知覚過敏(冷たい物や歯ブラシの刺激に敏感に反応・痛みを出す状態)」を起こします。
よく虫歯だと勘違いして(ご自身の口の中はよく見えませんので当たり前ですが・・・)いらっしゃる患者様の中にはこの「知覚過敏」を起こして心配になって来院される方も少なくありません。
この歯のすり減りによって「知覚過敏」の発生や、バイ菌が歯の中に入りやすくなるために虫歯のリスクも高くなります。