歯ぎしりについて その7
2015年03月02日(月)
その他
「ブラキシズム」が起こす症状のうち、最後になりましたが、あごの関節が痛むことがあります。
歯ぎしりや噛みしめ・食いしばりによって起こる痛みには、こめかみやほほの筋肉の痛みがあります。
これはいわゆる筋肉痛と同じで、長時間にわたって「ブラキシズム」を行うことで、筋力トレーニングをしてしまい、結果として筋肉痛を引き起こしています。
また、耳の前にあるあごの関節付近から、口を開け閉めしたときに「カクカク」や「シャリシャリ」、「ポキッ」といった音がなる事もあります。
これが長期間続くと口を開けるたびに音が鳴る、または痛みを伴い始める状態になる、いわゆる「顎関節症(がくかんせつしょう)」になります。
「ブラキシズム」は音が鳴るものだけでなく、一見静かで音のしない「隠れたブラキシズム」の場合もあります。
この見つけるにはやっかいな「ブラキシズム」によって歯や歯の周りの組織、そしてあごまでも痛める重大な状態になるのです。