酸蝕症について その2

2015年03月17日(火)

その他

学生時代に卵をお酢の中に漬けておくとどうなるか実験したことありませんか?または学校によっては塩酸に漬けたりするようですが。

次第に卵の殻が溶けて行ったと思います。

これが歯に当てはまるのが「酸蝕症」です。

歯の一番外側にはエナメル質という歯のコーティング層があって中を守ってくれています。

このエナメル質に酸性の飲食物が付着すると、口の中の唾液によって洗い流されます。

しかし、頻回に長時間にわたって付着すると唾液による中和が間に合わなくなり、エナメル質が溶けます。

エナメル質の内側には象牙質という、より柔らかい層が出てしまいます。この層は溶けやすく、細い管の中をバイ菌が通って神経まで到達するため歯に炎症を起こします。

普段から炭酸飲料などをダラダラ飲む癖のある方は要注意です。